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社会人

  • させていただきます

    お仕事 / 現代 / 社会人

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    6,395字 / 約11分

  • サイト限定

    完結

    よその家

    日常 / 現代 / 社会人

    母と絶縁して五年。ふと検索した母のSNSに映っていた庭は、花が満開だった。隣に越してきた人は、夜ごと鳴る電話に一度も出なかった。離れたはずの家の気配が、画面越しに、壁越しに届いてくる。

    全2話 8,905字 / 約15分

  • 行きつけ

    日常 / 現代 / 社会人

    行きつけのカフェが最近やけに混んでいる。 べつに新メニューが出たわけでも、雑誌に載ったわけでもない。あの店はもう十年以上ああやって静かに営業していて、常連の顔ぶれは年単位でしか変わらない、おだやかな場所だった。それがここ […]

    1,768字 / 約3分

  • 体質

    お仕事 / 日常 / 現代 / 社会人

    人の好みを覚えるのは昔からだった。 友達の鞄のキーホルダーが変わったら気づく。先生がいつもと違う靴を履いていたら目がいく。クラスメイトが昨日と同じ服を着ていても気づくけれど、それは言わない。気づいていることを全部口にした […]

    2,048字 / 約3分

  • 臨機応変

    お仕事 / 日常 / 現代 / 社会人

    四月からバイトを始めた。 初日、店の裏口で支配人と会った。日焼けした顔の小柄な男で、ポロシャツの襟がくたびれている。事務所に通されると、スチール棚と古い冷蔵庫のあいだの隙間みたいな空間に、段ボールが積まれていた。その上に […]

    5,206字 / 約9分

  • 小野さん

    お仕事 / 日常 / 現代 / 社会人

    火曜日のこと 名前の在処 交代 田中さん 火曜日のこと 火曜日の十一時四十分になると、自動ドアが開く。 革靴の踵がリノリウムに触れる音で、顔を上げなくてもわかる。スリッパに履き替える動作が丁寧で、脱いだ靴をきちんと揃える […]

    3,384字 / 約6分

  • ハッピーポンコツ睦言

    お仕事 / 日常 / 現代 / 社会人

    紙 怪我 頭 金 息災 紙 「痛ッ」 封筒の角で人差し指を切った。血が出ている。浅いけど、しみる。冬場は乾燥してっからな、こういうのがいちいち深く入る。ティッシュ巻いとけば止まるだろ、と思って巻いた。巻き方が雑で、ティッ […]

    3,308字 / 約6分

  • 複雑なひとの話

    お仕事 / すれ違い / 現代 / 社会人

    「佐山さんって、複雑な人だよね。」 僕がそう言ったとき、後輩の丸山が怪訝な顔をした。 「……悪口ですか?」 「は? なんで。」 「いや、複雑って。」 「褒めてるんだけど。」 丸山はペットボトルのお茶を一口飲んで、それ以上 […]

    2,353字 / 約4分

  • ものさし

    お仕事 / すれ違い / 現代 / 社会人

    お弁当の蓋を開けながら、典子は向かいに座った女性をなんとなく眺めていた。 総務から異動してきた水野さん。来てまだ三週間ほどで、昼休みに誰と食べるか定まっていないのか、今日も給湯室の隅のテーブルにひとりで座っている。典子は […]

    2,192字 / 約4分

  • 一般人

    すれ違い / 日常 / 現代 / 社会人

    結婚しよう、と彼が言った。 居酒屋だった。金曜の、騒がしいほうの時間帯で、隣のテーブルでは大学生くらいの男の子たちがビールタワーを囲んでいた。彼の声はその喧噪にまぎれて半分くらい聞こえなかったけれど、口の動きと、それから […]

    1,973字 / 約3分

  • 執筆中

    週3の世界

    お仕事 / 社会人 / 近未来

    労働基準法改正「週三法」が施行された近未来。製造業の総務課員・沢渡佳苗は制度と現実の「あいだ」に立ち続けている。突然手に入った木曜と金曜は、自由なのか空白なのか。

  • 頭を撫でる話

    日常 / 現代 / 社会人

    大人になると頭を撫でられる機会は減る。 子供の頃は自然だった。よくできたね、と手が伸びてくる。偉かったね、と髪を乱される。祖母がそうだった。忙しい両親の代わりに、祖母が撫でた。皺の深い手のひらが後頭部を包むように触れて、 […]

    862字 / 約1分