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俳優

  • 別れる、と律は言う

    俳優 / 演劇 / 現代

    四月の終わり、律から会いたいと連絡が来た。指定された場所は、二人がよく使っていた喫茶店ではなく、巣鴨の駅前のチェーンの方だった。それで、おおよそ察しはついた、と透はあとで思ったが、その時はまだ察しきれていなかった。 向か […]

    1,290字 / 約2分

  • 誕生日

    すれ違い / 俳優 / 演劇 / 現代

    律の誕生日に、透はディナーを予約した。律が好きだと言ったことのある、神楽坂の隅の店だ。前日のうちにケーキも頼んでおいた。律の苦手な、苺の上にやたらクリームが乗っているのではない、ふつうのチョコのやつ。 当日、家を出る前に […]

    988字 / 約2分

  • ホールドアップ

    すれ違い / 俳優 / 現代

    ぶつかった拍子に、棚に置いてあった本やら小物やらが落ちた。神経を逆撫でするような破損音はしなかった。それに安堵している自分に、透はまた腹が立つ。 始まりは、いつもと同じだ。透が笑ったのだ。律が怒っているのに、それをなだめ […]

    946字 / 約2分

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    連載中

    透と律

    俳優 / 演劇 / 現代

    俳優養成所のミラー稽古で組まされた透と律。動きの前の意図まで読んでしまう透の目に、律は息を止める。どちらがリーダーかわからなくなった十五分間から始まった関係は、稽古場の外へ静かにはみ出していく。

    全12篇 7,184字 / 約12分