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現代

  • 過淡

    お仕事 / 現代

    テレピンの瓶から、いつもより多めに油を皿に注ぐ。指先がそれを覚えてしまっていて、注ぎ口を傾けたまま、数秒。瓶のふちで透明な膜が震えて、それから皿の底に落ちる。匂いは昔より弱い。鼻が慣れたのではなく、油そのものが薄まってい […]

    2,302字 / 約4分

  • ルブタン履いて外股の女

    日常 / 現代

    赤い底が、改札の手前で一瞬光った。 わたしの二歩前を歩いている女のヒールが、タイルの継ぎ目に引っかかりかけて、それでも止まらなかった。膝はうっすら外を向いている。歩幅は思ったよりせまい。腰から下を引きずるみたいに、けれど […]

    1,339字 / 約2分

  • 発泡ウレタンの日

    日常 / 現代

    やることが多すぎる。 脳の奥はジンと痺れて、発泡ウレタンが膨れ上がるように訳のわからないものが頭を起点として体の中にもこもこもこもこと盛り上がってくる。体の形をした薄皮のなかがその訳のわからないものでいっぱいになり、限界 […]

    1,187字 / 約2分

  • 執筆中

    足りないものがすぐ分かる
    久住朔は料理ができない

    バディ / 探偵 / 日常 / 現代

    古い商店街の三階建て。足りないものがすぐ分かる朔は料理ができない。警察が動けない依頼を捌き、ひなの料理を食べ、二人は毎晩同じ食卓につく。

    129字 / 約1分

  • 構想中

    ある晴れた日に

    家族 / 探偵 / 現代

    本郷の屋敷に暮らす元銀座のクラブのママ・藤子と家政婦のはるさん。金鍔を依頼料に日常の謎を解くふたりの応接間に、ある日、穏やかではない依頼が持ち込まれる。

    全6話 / 連作短編

  • 執筆中

    AMのうちに

    現代

    きみは朝になると消えてしまうかもしれない。だから僕は、夜明け前だけ続ける儀式がある。お湯を沸かし、窓を細く開け、首筋のホクロを指でなぞる。呪いとも祈りとも呼べない、小さな所作の連作。

    掌編連作(8編想定) 91字 / 約1分

  • 執筆中

    わたしとあのひとのはなし

    現代

    朝、ソファで目を覚ます。腕が重なっている。どちらの腕か、一瞬わからない。恋人とも家族とも兄妹とも呼べない関係の、自他の境界が溶けていく記録。

    短編一本 70字 / 約1分 R18

  • 執筆中

    もう七日

    すれ違い / 幼馴染 / 現代

    ピンク髪の幼馴染とは、大学で再会した。年賀状だけになって、十五年。41歳の年の瀬、繁華街で偶然すれ違うまで。平凡な二人の、平凡な話。

    全5章+エピローグ 75字 / 約1分

  • サイト限定

    連載中

    異世界転生しなくても「WELCOME」マットがあれば、準社畜の俺でも
    満員電車を卒業して
    世界旅行できると
    思ったか?

    現代 / 異世界

    ホームセンターで衝動買いした1,980円の玄関マット。それが、世界中どこへでも一歩で移動できる「魔法の泥落とし」だった。準社畜・中澤正美、27歳の異世界転生「未遂」コメディ。

    全8話(本編)+外伝2本+付録 5,452字 / 約9分