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    よその家

    日常 / 現代 / 社会人

    母と絶縁して五年。ふと検索した母のSNSに映っていた庭は、花が満開だった。隣に越してきた人は、夜ごと鳴る電話に一度も出なかった。離れたはずの家の気配が、画面越しに、壁越しに届いてくる。

    全2話 8,905字 / 約15分

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    「なぜ」の届かない世界

    近未来

    「なぜ」が届かなかったのではなかった。「なぜ」を受け取る場所が、どこにもなかった。

    全3話 13,442字 / 約22分

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    星間通訳録

    人外

    ある鉱物は、ひとつの種族には食糧で、もうひとつの種族には燃料だった。停戦から何世代も経った仲介星で、通訳だけが両方の言葉を知っている。中立とは何か、その代価は誰が払うのか――異種族間の交渉と翻訳をめぐる。

    全5章+番外編 33,050字 / 約55分

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    受信域

    アイドル / 推し活 / 現代

    推しの色が似合わない。推しの匂いが記憶に貼りつく。推しの声だけが、どんな日でも届く。握手の三秒で恋の回路が走る。五つの感覚が、それぞれのやりかたで推しを受信している。

    全5本+番外編 22,354字 / 約37分

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    凪と晃

    すれ違い / 日常 / 現代

    アルコール分1パーセント未満の密造酒に名前をつけるなら、/phにしようかな、と凪は言う。書かれない言葉のほうがきれいだ、と。同じ家、同じ月、同じ角度に首を傾ける、いくつかの夜の話。

    全7話 6,609字 / 約11分